東京オリンピックまであと1年となりました。首都圏の企業は、オリンピック期間中の混雑、渋滞を避けるため、テレワーク(会社を離れ自宅等で仕事をすること)を導入する企業が増えているとか・・・
また、先日の新聞では、「ワーケーション」という制度を取り入れている企業もあるとのこと。「ワーケーション」とは、働き方改革の一環で、従業員が旅行先で休暇を取っている合間に、その旅先で仕事もできるというような、「ワーク」と「バケーション」をかけた造語だそうです。
まあ、東京オリンピック期間のテレワークも、ワーケーションも、都会の大企業の話なので、自分には無関係ではありますが・・・
まして、私のような地方に住む独立開業したばかりの税理士は、今のところ毎日が「ワーケーション」のようなものです(笑)
しかし、税理士事務所は、セキュリティ対策などをきちんと対処していれば、テレワークが十分可能な業種だとは思うのですが、まるで進んでいないようです。というか、所長や代表の先生方は導入しようという気すらないようですね。
もしテレワークや、時差出勤などの働き方改革が施されていれば(ありえないですが)、私も前の勤務先を辞めなかったかもしれません(?)。
会計・税理士業界は特に地方都市は深刻な人手不足です。少し工夫すれば自宅でもパソコンさえあれば、テレワークでの作業はできます。
子育て中の女性も、柔軟に働くことが可能になるわけで・・・
なぜテレワークを導入しないのか?
まず一つ目に、税理士の平均年齢は60代です。所長が高齢なため、ITに弱くテレワークそのものに関心がない。
二つ目に、顧客の資料を預かるので、所外に持ち出すのを不安視していることや、従業員の職務上の管理の面もあるでしょう。三つ目に、税理士事務所を2か所設置してはならない、という規定があるからです。(テレワークは2か所事務所とは違うと個人的には思いますが)
そこで所内のルールを制定したりする必要があるのですが、日々のルーティンに追われ面倒だ、ということでしょうか。
全体的にはオリンピック期間だけでなく、継続的にテレワークが進んでいくのでしょう。会計業界もそのような流れができれば良いと思います。